概要
主人公、中学一年生の財前が入学したのは、北海道にある授業料無料の全国屈指の名門校の道塾学園。入学早々、半強制的に連れてこられたのは各学年の主席しか入れない秘密組織の投資部。なんとこの部活が学校の資産運用して学校の運営費を賄っていた。
そんな学年屈指の頭脳が集う投資部で投資のド素人の財前が何度も訪れる苦難と学校の隠された秘密、そして自分のルーツを追いながら投資家として成長する物語。
各巻で得られる知識のメモ
以下、僕の独断と偏見でメモってます。
1巻
- 投資は遊び、マネーゲーム
- お金とは
2巻
- 株は法則でやれ
- 利食いと損切り
- 利食いと損切りのライン(ex) 20%, 10%)
- こだわりを持てば投資は必ず失敗する
- プロスペクト理論
- 過去は忘れる
- 株は買うことより、売ることが重要
- 投資にいちばん大切なことは、未来を予測する力
- 投資とは、いかにミスをしないか
- 投資全体の取引に矛盾がないように
3巻
- 株式会社とは
- バフェットの金言
- 投資とは、リスクをとってリターンをえること
- リスクとは自分が何をやっているかわからないときに起こる
- 企業の理解なしに株を買わないこと
4巻
- アメリカに経済で負けている理由
- 人生とは投資
- 自由は金でしか手に入らない
- 融資と出資
- iPS細胞について
- 株はでっかい市場を見る
- プレイヤーの数が多く、金の流通も活発
- 情報凌駕おおく分析がしやすい
- 就活について
5巻
- 就活について
- 就活とは人生の投資
- 決断とは、何をしないか
- バブル経済とは
- 幸せは金でしか手に入らない
6巻
- 投資は大勢の人が集まってやると失敗する
- 意見のすり合わせはいい結果を産まない
- 一人の信念は100万回の会議にまさる
- ベンチャー企業とは
- ベンチャー事業で成功するとは、ファーストペンギンになること
- ベンチャー投資で、勝ち負けを優先順位にするのは微妙
- アメリカでベンチャーが盛んな理由
- ルールを作るくにと守る国のりがい
- 金は放っておけば価値を失う
- 金はあっても使いみちがとてもむずかしい
- 高度経済成長の要因はラッキー
- 自由
- 民主主義
- 競争
- 運
- 運と実力は分けて分析する
7巻
- 投資は個性ではなく、先人の成功の型。
- 個性は先人の型を学んでから発揮する
- 軸を決めたら、世間や他人に絶対左右されないようにする
- 社是とは
- 海外企業と戦うときは圧倒的に勝つこと
*8巻
- 海外株
- 思い上がった人間にはならないように
- 投資家ならば、善悪ではなく損得で判断する
- 目的達成こそ存在意義
- 組織における、官僚型とビジネスマン型
- ベンチャー投資の回収はIPOのキャピタルゲインよりほぼM&A
- 貯金が美徳は思考停止
- ベンチャーとは、新しい発想や技術で世の中をもっと便利に面白く、新しい産業にする
- イノベーションは周りの反対から生まれる
- 経営で人間のプライドを捨てても目的達成のために自己犠牲できるかが重要
- アイディアに価値があるのではなく、行動力
9巻
ベンチャーとは、無理を実現させてビジネスにすること
- 面白いものは論理ではなく感情
- 仲間と協力して成果を出す
- そのたっめに自分が誰よりも頑張る
- DMM
10巻
- FX
- 円安ドル高と円高ドル安
- 円安で資産が下がっている
- お金の価値は他の通貨と比較品型みる
- 常に勝とうとする人はFXでは負け
- あくまで機械的にこなす
- 秒単位で儲けと損が決まる
- レバレッジ(初心者は5倍から)
- 強制ロスカット
- 冷静にコツコツ勝ち続けること
- ファンダメンタル分析とテクニカル分析
11巻
- 個人商店
- スリム
- シンプル
- スロー
- スケールして体力がなくなるのは危険
- 商売とはマーケット管理
- 日本に成功者がでてきにくい文化的理由
12巻
- 会社四季報
- 日本に100年続く企業がおおい理由
- ブランドとは
- 相続
- 人脈が一番重要
- 国を帰るのは金ではなく人
13巻
- ZOZO
- 無駄をなくす
- 取締役とは
14巻
不動産投資
- キャピタルゲインとインカムゲイン
- 不動産は、個人の趣味趣向によって売買価格が変わる
- 金利について
- 個人の借金力について
- 家賃は交渉次第で下がる(最大10%)
15巻
- ルールは変わるかもしれない
- ビジネスのルールは変わる前提
- 感動は論理を超える
16巻
- 保険
- キャッシュフロー
17巻
- 後継者は自動的だからいい
- 組織に嫉妬を介在させると崩壊する
- 社会のルールや決め事は何かを信じ込ませて人を動かすためのもの
- たかが金
18巻
- 金
- 貯蓄にかんして
19巻
- 重粒子線
- 医療業界について
20巻
- 勝負で流れが悪いときは、流れが変わるまで耐え忍ぶこと
21巻
金について愛すこと=考え続けること
感想
結論、個人的にはとても参考になりました。
読者として適しているのは、投資に関してざっくりどんなものか、どういった種類の投資手段があるのかなどが知りたい人、把握しきれていない人に参考になる漫画なのではないかと思います。
僕は、株や仮想通貨の取引しかしたことがなかったので、FXや不動産や金、そして保険に関して知識と理解が浅かったのでとても参考になりました。
株の話に関しては、投資の心構えが中心だったように感じます。実際の投資において、儲かる企業の選定方法に関してはほとんど記載がありませんでした。
例えば、通常の投資では企業研究の際に「有価証券報告書」や「決算書」などをみてROEとかPERとかの財務指標を分析しながら優良企業を選定するのですが、そういったHowの部分は記載がありません。初心者には難しい内容ですのであえて作者の方が除かれたのだと思います。
ですので、ガチ勢の方は明らかに物足りないかもしれません。
とはいえ、投資の知識を物語を通してほとんど違和感なく読むことができたので物語としてはとても良く練られているなと感じました。また、初心者にとってはかなりわかりやすく、同時にモチベーションがあがる漫画です。
そういえば、麻雀に興味がわきました。
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